ものをただ「しまう」のではなく、限られた空間をどう使うかまで考える。
今回ご紹介するのは、triasで暮らす「うめちゃん」のお部屋づくり第2弾です。
前回は、仕事や料理、植物、友人との時間など、日々の暮らしを中心にお届けしました。
今回は、ベッド下にぴったり収めた衣装ケース、冷蔵庫を活用した空間の仕切り、床材によるゾーニング、壁面を使ったキッチン収納など、暮らしの中に散りばめられた収納・空間活用の工夫を、写真とインタビューで紹介します。

triasとは
triasとは「遊びも仕事も夢中になれる」をコンセプトにしたクリエイティブマンションブランドです。
木やコンクリート、タイルなど素材の表情を活かしたデザインや、特徴的な間取り、リモートワークにも向き合いやすい空間づくりを通して、日々の暮らしそのものを楽しめる住まいを提案しています。
大切にしているのは、見た目のデザイン性だけではありません。
住む人の感性やクリエイティビティを刺激し、仕事や趣味、人との時間など、それぞれのライフスタイルに合わせた暮らしが生まれることもtriasの魅力です。
本記事では、実際にtriasで暮らすうめちゃんの部屋を通して、自分の持ち物や過ごし方に合わせて空間を使う工夫をご紹介します。
■trias公式HP
https://designers-tokyo.trias.jp/
「収納は結構頑張っているかも」限られた空間に、ものの居場所をつくる
うめちゃんのお部屋には、衣類やキッチン用品、仕事道具など、日々の暮らしに必要なものがたくさんあります。
それでも、収納家具をただ増やすのではなく、ベッドの下、壁面、高さ、家具の側面など、今ある空間を使い切ることを意識しています。
―― 収納については、かなり工夫されていますよね。
うめちゃん:そういう意味では、収納は結構頑張っているかもしれないですね。ベッドの下とかも、効率よく入るように考えています。
ベッド下には衣装ケースを5つ。持っていた収納に合わせてフレームを選ぶ
最も分かりやすい収納の工夫が、ベッド下です。
ベッドの下には、衣装ケースが5つ、ほとんど隙間なく並んでいます。
こちらの収納、実はベッドを買ってからケースを合わせたのではなく、もともと持っていた衣装ケースが収まる高さに合わせて、ベッドフレームを選んだそうです。

ベッド下に並んだ衣装ケース。5つのケースがぴったり収まる高さになっています。
―― このベッド下収納は、最初から考えていたんですか?
うめちゃん:もともとこの衣装ケースを持っていたので、これの高さに合うフレームを買いました。5つ、びっちり入っているんですよ。ベッド下の収納に効率よく入るように、というのは考えていましたね。
収納ケースを置くための家具を新しく増やすのではなく、ベッドの下をそのまま収納スペースに。
家具そのもののサイズだけでなく「自分がすでに持っているものがどう収まるか」まで考えて選ぶことで、床に新しい収納家具を置かずに済んでいます。
冷蔵庫を“間仕切り”に。家具の配置で生活空間を分ける
収納だけでなく、家具の配置にも工夫があります。
そのひとつが、冷蔵庫。
家電として使うだけでなく、キッチン側と、寝る・着替える・仕事をするといった生活スペースを視覚的に分ける“間仕切り”として配置しています。

ワークスペース側から見た冷蔵庫。キッチン側と生活スペースをゆるやかに区切っています。
―― 冷蔵庫の位置にもこだわりがあるのですか?
うめちゃん:一応、生活動線は考えてつくっています。
冷蔵庫の黒い仕切りを超えた先が、寝るスペースだったり、着替えたり、仕事をしたりするスペースです。視覚的に分けるように冷蔵庫を置いています。
壁を増やさなくても、家具の置き方ひとつで空間の役割を分ける。ひと続きの空間でも、過ごす場所ごとの境界をつくることができます。
さらに、冷蔵庫の側面は仕事場の一部としても活用しています。
―― 冷蔵庫の側面も、仕事スペースとして使っているんですね。
うめちゃん:仕事場に近い側は磁石が付くので、ToDoとかをここに貼ったりしています。仕切りにしつつ、仕事場に近い壁として使っていますね。
冷蔵庫というひとつの家具に、“家電”・“間仕切り”・“メモスペース”という複数の役割を持たせています。
白とモルタル調。床の色を変えて、空間をゆるやかにゾーニング
空間を分ける工夫は、家具だけではありません。
うめちゃんは、もともとのフローリングの上からフロアタイルを敷き、生活する場所によって色を変えています。居室側は白、キッチンや玄関に近い場所はモルタル調です。

居室側の白い床と、キッチン側のモルタル調の床材が切り替わる部分。
―― フロアタイルも、ご自身で敷いたものなんですか?
うめちゃん:そうですね。フローリング上から自分の好きなフロアタイルを貼っています。
生活空間で色を分けていて、奥は白。キッチンまわりとか、水まわりに近いところはモルタルっぽい色にしています。
床の素材感や色を切り替えるだけで、壁のない空間にも自然な境界が生まれます。
冷蔵庫による間仕切りと床材の切り替え。
大きな工事をせず、配置と見え方の工夫で、それぞれの場所に役割を持たせています。
キッチンは“置く”だけでなく“掛ける”。壁面と高さを収納に
キッチンも、限られたスペースを細かく使っています。
調理器具や調味料、キッチンペーパーなどは、うめちゃん自身が追加した収納アイテムを使い、壁面や吊り下げスペースへ。作業台の上を埋めすぎず、必要なものを手に取りやすい場所に置いています。

キッチンの壁面を使った収納。調理器具や日用品を、手に取りやすい位置にまとめています。
―― キッチンまわりも、収納を追加しているんですね。
うめちゃん:そうですね。キッチンとかはこんな感じで、この辺も吊り下げるようにしています。

おたまやヘラなどのキッチンツールは、バーを使って吊り下げて収納。
縦に空いている壁を使うことで、床や作業台のスペースを圧迫しにくくなります。

調味料は壁面ラックへ。見渡しやすく、料理中にも手が届きやすい配置です。

キッチンまわりの収納。棚や壁面を使いながら、日用品をまとめています。
ただ“しまう”だけではなく、料理をするときの動きまで含めて、使いやすい場所にものを配置しています。
玄関は“高さ”を使う。靴や自転車にもそれぞれの居場所を
玄関まわりでも、床面積だけに頼らない収納が見られます。
靴はご自身で追加した縦型のラックに収納。
家具を横に広げるのではなく、高さを使ってまとめています。

玄関に追加したシューズラック。縦方向に靴をまとめています。
自転車も折りたたみタイプを使用し、玄関側のスペースに配置。
持ち物の大きさと動線を見ながら、それぞれの置き場所をつくっています。

玄関側のスペースに置かれた自転車。空いている場所を活用しています。
専用の収納家具を一つずつ用意するのではなく、すでにある空間や高さに役割を持たせる。そうすることで、持ち物が増えても収納家具ばかりが増えないようにしています。
家具や空間に、ひとつ以上の役割を持たせる
ベッドは、寝る場所であると同時に、その下が5つの衣装ケースの収納スペースに。
冷蔵庫は、家電であると同時に、空間を分ける間仕切りと、仕事用のメモスペースに。
壁は、キッチン用品を収める収納スペースに。床の色は、生活する場所をゆるやかに分ける目印になっています。
うめちゃんのお部屋にあったのは、特別な収納家具をたくさん増やすことではなく、すでにある家具や空間をどう使うかを考える工夫でした。
必要なものに居場所をつくりながら、自分の持ち物と過ごし方に合わせて少しずつ工夫を重ねていく。
そんな収納と空間づくりが、triasでの暮らしを支えています。
■うめちゃんのお部屋紹介の記事はこちら
https://trias.jp/magazine/magazine-2465/■11/6 triasコミュニティイベント開催決定!
詳細はこちら
https://trias.jp/community/community-2484/




